『煉獄屋敷の魑魅魍魎』 (序文) 私・張退作、畢生の渾身作が、ここに完成した。 最後の1行を書き終えた今、もうこのまま 作家生命を終わらせてもいいと思ったほどだ。 この作品は、ミステリを愛する人々が求める、 ありとあらゆる要素をすべて注ぎ込んだ一大叙事詩である。 煉獄屋敷と呼ばれる古く、巨大な洋館を舞台に、 そこに集った奇人・怪人たちが繰り広げる狂乱の宴。 いまだ前例のない大胆な物理トリックの20連発。 SFやファンタジー、ホラーなど、他ジャンルの要素も盛り込み、 まさにエンターテインメントの大伽藍となったのではないか。 そして、私が創造した名探偵・張井呆太が華麗なる復活を遂げる。 彼の帰還を歓迎してくれる読者も多いことであろう。 400字詰め原稿用紙にして、10万7000枚という、 文字通りの超大作になってしまったが、この長さは 物語そのものが作者である私に求めてきたものだ。 決して読者を飽きさせたり、退屈させたりすることはないと、 自信をもって保証しよう。 それでは、絢爛豪華なミステリィの魔窟へ、 みなさまをご招待いたしましょう。 *************************** 『煉獄屋敷の魑魅魍魎・第1部第1章プロローグ』 それは1通の手紙から始まった。 探偵業を引退し、山形で酒屋を営む私・張井呆太のも ************************** (あとがきにかえて) ……。 ……。 ……。 ……ハードディスクがクラッシュして……。 データが……10万7000枚分のデータが……。 バックアップをとってあったのが、 まさか本編2行目までのみだったとは……(号泣)。 もう私には再び書き直す気力どころか、 この先、執筆活動を続けていくわずかな力も残っていない。 みなさん、さようなら。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ かつて張退作の覆面をかぶってくださった文豪さま、moko2.さま、 心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
by chotaisaku
| 2005-12-09 20:11
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長きことは善きことかな
軽佻浮薄な文学に
決別せよ。 物語は長ければ長いほど、 本は厚ければ厚いほど、 優れていると信じてやまない、 張退作のブログへようこそ。 以前の記事
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